【目視録通信 Vol.136】頻発する水害・風害・停電に備えてどうするか?

2019年10月01日 目視録通信

耐風構造対策、危機管理対策、自律型電源…!

 

 台風15号に被災した方には、心よりお見舞い申し上げます。消費税導入時期と重なったためか…激甚災害にいまだ指定されていないのは極めて疑問ですが、一部損壊の屋根の修理費を補助する特例が出されたことは良かったと思います。

 台風15号の最大瞬間風速は57.5 m/s(千葉:9月9日4時28分)が観測されています。

台風の大きさは、中心気圧、最大風速、強風域直径などで表現されますが、今回の台風は最大風速による台風の分類では『猛烈な台風』にあたり、更に大きい最大風速が70m/sを超えるものは「スーパー台風」と呼ばれています。鋸南町の屋根被害を見ていると耐風構造対策が進むのではないかと感じます。また、多くの住宅を破壊してしまった市原市五井のゴルフ練習場の支柱倒壊事故は、ネットを降ろさなかった事業者過失は避けられないと思います。足場の養生シートを考えても…危機管理対策を怠るとその代償は大きいですね。

 

 今回の災害で影響が大きかったのは、電柱が約2,000本倒壊したことにより停電が長期化する要因になりました。送電線の鉄塔は風速40m/sに耐え得る基準でしたが、局所的な強風が倒壊を招く結果となり、台風が多い沖縄電力のように基準見直しがおこなわれるかもしれません。停電が長期化した時に威力を発揮するのが、太陽光発電+蓄電池による自律型電源であると思います。大容量の蓄電池も普及してきており、一部のコンセントをバックアップする特定負荷型蓄電池から家丸ごと全てのコンセントをバックアップする全負荷型蓄電池に変わってきています。これであれば冷蔵庫なども食料を腐らせずに生活することが可能になります。最近の蓄電池はお天気などを予測して充電制御されるようになっており使い勝手も進んできています。自律分散型電源が地球環境にやさしく、災害にも強いので今後普及していくのではないかと感じています。

 

 

 

 

 

 

 

一般社団法人 日本木造住宅産業協会 JERCO 一般社団法人 日本住宅リフォーム産業協会 たいせつな家を守る いえかるて 住宅履歴情報 国土交通省