【目視録通信 Vol.129】知っていそうで意外と知らなかった…

2019年03月01日 目視録通信

知っていそうで意外と知らなかった…
コンクリート劣化メカニズムと補修対策!

 

 コンクリートの歴史は古くローマ人が火山灰と石灰に砕石を混ぜて作ったのが起源であり歴史的な建造物が残っている。圧縮強度と引張強度を確保することができる鉄筋コンクリートが生まれて身近なところにはたくさんの建造物が存在している。今回の性能向上リフォーム講習会は、このコンクリートにスポットを当てて開催しました。

 コンクリートの劣化メカニズムは、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の野口貴文教授に学術的に解説していただきました。コンクリート劣化は大気中の二酸化炭素がコンクリート内に拡散することによる中性化が原因だそうです。中性化すると内部の鉄筋も錆びて爆裂してしまうので、かぶり厚も重要になってくるのです。二酸化炭素の拡散を遅らさせて中性化させないことが劣化対策となる訳ですが、拡散速度は温湿度環境の影響を受けていて、雨掛かりと乾燥を繰り返す環境は劣化を促進するそうです。

 コンクリートの劣化補修に関しては、長岡生コンクリートの二見武馬氏と小松英樹氏に実務者からの知見をたくさんいただきました。コンクリート劣化の「ひび割れ」で有害なものをどうやって無害なものにするか、またどうやって予防をしたら良いのか、さらに強度が落ちたコンクリート強度をどうやって補うことができるのか、水勾配を取らなくても良い透水性コンクリート…目から鱗の情報ばかりでした。次回の性能向上リフォーム講習会は5月31日(金)を予定しています。「こんなこと知りたい…」というテーマがあれば、検討させていただきますので是非当社にご連絡ください。

 

      

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